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有給消化率が右肩上がりの要因を深堀りしてみました

作成者: |Aug 22, 2024 8:07:09 AM

こんにちは!
日本テクノロジーソリューション広報の楽です。

近年、実は有給消化率があがってきています。
その理由を探っていると、当社の有給へのスタンスや取組みが見えてきたので、ここに記しておきたいと思います。

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【有給の考え方】
 そもそもの話になりますが、当社での有給は「与えられた職務を全うし、最大のパフォーマンスを出す」という義務を果たすことで得られる権利だとしています。
また、「仕事/プライベート」ときっちり分けるのではなく、同じ人間なのだから、有給を使って新たな体験をして仕事に活かす、仕事での出来事をプライベートに生かす、という循環が起きることが良いよね、と社内でもよく話が出ます。
もちろん、ボーっとしても良し、使い方は自由ですが、エネルギーをチャージして、良い循環ができることは会社にとっても個人にとっても健康的だなと思います。

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さて、そろそろ本題に入るのですが、
なぜ有給消化率が右肩上がりなのか?ということを支援部隊に探ってみると、主に2つの取組みが効果的だったのでは、ということが分かったので、記していこうと思います。

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①「Eチャージ休暇」と称した有給連続取得の積極推進を始めた。
 弊社では「Eチャージ休暇」と呼ばれる、有給5日間連続取得を積極的に推進しています。2019年の働き方改革で5日間の有給取得が義務化されたあと、その名の通りエネルギーをチャージするような期間を設けて欲しいという経営層・支援部隊の想いがあり、この制度がつくられました。また、外国籍社員が帰省する際も、わざわざ航空券が高騰している大型連休の時期より普通の時期に帰れた方が良いよね、ということも1つの理由としてあります。
実際にこの制度を使ってアフリカに行ってきた社員もいます。日本とは大きく違う環境であることが想像つきますよね。
そういう大勢が経験したことがない、普段できない面白い経験に有給を使うことは、この制度の醍醐味だと思います。


②チーム内で計画的に取得することを推進し始めた。
 有給を取得しにくい理由の一つに「周りに迷惑をかけるから」がかなり上位にランクインすると個人的には思っているのですが、現実的な話、連休や休みをとるとなると、取得者の案件で急ぎの何かが発生した場合には、チームメンバーの協力が不可欠となります。人間は論理的存在である前に、感情の動物ですので、例えば何も考えずに連休に入ってしまうと、「おいおいおい、、これどうするんだ、、」と不満のタネになるだけではなく、顧客の信頼を失うことにもなりかねないわけです。

そんな中で、誰がどこで連休をとるか、事前に決めて上手くやっているチームがありました。確かに事前にチームで有給(特に連休)の取得時期を話し合えていれば、生産性を下げることなく、誰にも迷惑かけず皆が休暇を楽しめるのでは、という考えで、チーム内でそれぞれ取得したい時期をあらかじめ決めておく、という方法を会社として推進しています。
「この期間は休みたいからやるべきことをやっておく」と準備ができたり、「この案件はこの人がフォローできる」と周りへの負担を最小限に、持ちつ持たれつで自分もチームメンバーも気持ちよく過ごせるわけです。
もちろん大前提にあるのは、会社として生産性が下がらないような日頃からの情報シェアが大事だということです。

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また、上記2つの取組みにより、結果的に先輩も有給をとるようになったから。というのは幻の3つ目として挙げておきます。笑
そんなのしょうもない!と思いますが、先ほども言った通り、人間は感情の動物ですので、一概に否定はできないと思います。
狙ってはいなかったのですが、結果として全員が取りやすい環境になったということは良いことですよね♪

 

さて、ここまで取組みについて深堀りをしていましたが、
有給消化率が高ければ良い会社か、と聞かれると正直ハテナだと思います。
実際、「仕事が好きだから休みなんていらない」という考えの人もいますし、消化率が高くてもパフォーマンスが低いのであれば意味がありません。

ただ、「有給をうまく活用し、エネルギーチャージをして社会に還元する」ということであれば推進していく意味があります。
今後も結果的に皆幸せになる取組みを「幸せスパイラル提供企業」として行っていきたいと思います。

それでは、また次回♪