シュリンク装置を既存の商品で使っているので、新商品もシュリンクにしてみよう。
しかし、いざ容器とフィルムを組み合わせてシュリンクしてみると、あれ上手くいかない。
そんなことはありませんか?
→原因はフィルムデザインの段階かも!
容器にかぶせる前のぺたんこ状態のフィルムの両端を折位置と言いますが、
折位置が商品の正面に来るようなデザインは危険です。
商品の正面、顔となる部分に折り目の型がついてしまうことがあります。
下の画像は本来の折位置ではないところでフィルムを折ってみました。
→解決策:フィルムの折位置に正面が来ないようにする。
通常は避けるのですが、初めてフィルムデザインをお願いする方などは注意です。
→原因はボトルの形状かも!
当社の調整担当の間で「ニコちゃんが出て難しいよね~」という会話がたまに聞こえますが、
それは、四角ボトルの端と端でフィルムが引っ張られて、ニコちゃんマークの口の形ができること。
四角いボトルへのシュリンクは仕上がりの面で実は難しいんです。
→解決策:四角ボトルは難易度が高い調整が必要だと覚悟する
四角ボトルを使いたい場合、機械の調整も行いつつフィルムのデザインなどでニコちゃんを目立ちにくくする方法もありますが、難易度は高めです。
例えば、ドレッシングボトル。
キャップ部分のフィルムをミシン目で切ると、残ったフィルムが容器部分だけになります。
ふたを開けようとするとフィルムが回って開けにくい!なんてことも。
→解決策:パートコートという専用の糊を使って固定する。
ご安心ください。そんなフィルムが止まりにくい場合には専用の糊をつけて固定することができます。
パートコート、通称「P.C.」。熱でとける素材です。これをフィルムの裏側につけた専用のフィルムを使います。
今回は、シュリンクの調整(温度や風量、スピードなど)ではなく、容器形状やフィルムデザインなど手前の段階で解決できる方法をお伝えしました。
それを変えてみても、うまくいかなかった、やっぱり調整でどうにかするしかない!というお悩みの方には、シュリンク調整サポートを行っています。
日本テクノロジーソリューションのシュリンク装置TORNADO🄬を使っている企業様へのサービスです。
別のシュリンク装置を使っているよという企業様は、無料サンプル作成を行っております。
商品とフィルムを送っていただき弊社のデモ機でテスト可能です。
装置の切り替えを前提に(笑)、ぜひご連絡ください!