シュリンク包装お役立ち情報局-日本テクノロジーソリューション

台紙付きシュリンクパックとブリスターパックの違いとは?包装形態に迷ったときの選び方

作成者: メルマガ担当 井上|2026年6月2日

こんにちは、日本テクノロジーソリューションメルマガ担当井上です。本日はブリスターパックのお話です。

商品の包装形態を検討する際に、ブリスターパックとシュリンクパックで迷うケースがあります。

ブリスターパックは、商品をしっかり保護でき、店頭でも見栄えよく陳列しやすい包装方法です。一方で、成形品の製作や資材管理、プラスチック使用量、発注ロットなどが課題になることもあります。

そこで選択肢の一つになるのが、台紙とシュリンクフィルムを組み合わせた「台紙付きシュリンク」です。

この記事では、台紙付きシュリンクパックとブリスターパックの違いを整理しながら、包装形態を見直す際のポイントを解説します。

目次



台紙付きシュリンクパックとブリスターパックの違い

まずは、ブリスターパックと台紙付きシュリンクの違いを大まかに整理してみます。

比較項目 ブリスターパック 台紙付きシュリンク
商品の固定・保護性 ◎ 商品形状に合わせた成形品で固定しやすい ○ フィルムを密着させて固定できる
店頭での見栄え ◎ 立体感があり、商品を見せやすい ◎ 台紙デザインと商品を組み合わせて訴求しやすい
 陳列性  ○吊り下げ、スタンドにも対応可能  ○吊り下げ、スタンドにも対応可能
 輸送時  ◎商品は保護されていて外れる心配もない  △台紙から外れてしまう可能性
小ロット対応 △ 成形品の都合でロットが大きくなりやすい ○ 仕様によっては小ロット対応しやすい
デザイン変更のしやすさ △ 成形品や資材変更の影響を受けやすい ◎ 台紙デザインで展開しやすい
資材の保管スペース △ 専用成形品の保管が必要になりやすい ◎ 台紙とフィルム中心で管理しやすい
プラスチック使用量の抑制 △ 樹脂使用量が多くなりやすい ◎ 樹脂使用量を抑えられる可能性がある

◎○△はあくまで一般的な傾向です。商品形状や必要な保護性、販売ロット、売り場での見せ方によって適した包装形態は変わります。

ブリスターパックは、商品をしっかり固定し、立体的に見せやすい点が強みです。一方で、台紙付きシュリンクは、資材やデザイン変更、小ロット展開のしやすさに強みがあります。

 

 

ブリスターパックが向いているケース

ブリスターパックは、商品を透明な成形品で固定し、台紙などと組み合わせて見せる包装方法です。商品形状に合わせた成形品を使うことで、売り場での見え方や保護性を高めやすい点が特長です。

たとえば、次のようなケースではブリスターパックが向いています。

・商品が重量物なのでしっかり固定したい
・店頭で中身を立体的に見せたい
・商品形状に合わせた専用包装で見栄えを整えたい
・ある程度まとまった数量を安定して生産する
・既存のブリスター包装で売り場展開が確立している

特に、商品を固定しながら中身を分かりやすく見せたい場合には、ブリスターパックは有効な包装方法です。
一方で、成形品を使う分、仕様変更やデザイン変更、小ロット対応では課題が出る場合があります。

 

ブリスターパックで起こりやすい課題

ブリスターパックを検討・使用している企業では、次のような悩みが出ることがあります。

・商品ごとに金型が必要になる
・資材の保管スペースが増える
・プラスチック使用量が気になる
・デザイン変更や商品追加に対応しづらい
・包装資材コストを見直したい

特に、商品ラインナップが増えている場合や、限定品・テスト販売・リニューアル商品を展開したい場合は、包装資材のロットや管理が負担になることがあります。

「商品を見せたい」「店頭でしっかり訴求したい」という目的はそのままに、資材コストやロット、環境対応の面で見直したい場合は、別の包装形態も選択肢に入れると検討しやすくなります。

台紙付きシュリンクという選択肢

ブリスターパックと比較検討される包装方法の一つに、台紙付きシュリンクがあります。

 

台紙付きシュリンクは、台紙に商品をセットし、その上からシュリンクフィルムをかけて熱で収縮させる包装方法です。台紙とシュリンクフィルムが一体になっており、商品をそこにセットして収縮するという形もあります。
商品を見せながら、台紙によるデザイン性や情報訴求も両立できます。

台紙付きシュリンクには、次のようなメリットがあります。

・樹脂使用量を抑えやすい
・台紙デザインで商品訴求しやすい
・資材の保管スペースを削減しやすい
・商品展開やデザイン変更に対応しやすい
・小ロットやテスト販売にも対応しやすい

つまり、台紙付きシュリンクは、「商品を見せたい」「店頭で訴求したい」「でも資材コストやロットは抑えたい」または、「従来よりも樹脂使用量を抑えたい」という場合に検討されやすい包装形態です。

台紙付きシュリンクパックが向いている商品

台紙付きシュリンクパックは、フィルムを熱で収縮させて商品に密着させる包装方法です。台紙と組み合わせることで、吊り下げ陳列や店頭訴求にも対応しやすくなります。

たとえば、次のような商品。

・日用品
・雑貨
・化粧品
・電池
・工業用品
・複数個セット商品
・キャンペーン品
・店頭吊り下げ商品
・台紙と組み合わせて販売したい商品

選ばれている事例でいうと、輸送時や吊るし陳列時も台紙から商品が外れる心配のない、軽めの商品の傾向があります。

また、プラスチック使用量を削減する目的で大手化粧品メーカーが取り入れている事例もあります。

包装形態を選ぶときの判断ポイント

ブリスターパックとシュリンクパックで迷ったときは、単純にどちらが良いかではなく、商品特性や販売方法に合わせて考えることが大切です。

確認したいポイントは、主に次の7つです。

・商品をどの程度固定・保護する必要があるか
・店頭でどのように見せたいか
・どのくらいの数量から作りたいか
・資材費、作業費、保管費まで含めてどうか
・プラスチック使用量を減らしたいか
・商品追加やデザイン変更の予定があるか
・吊り下げ、棚置き、自立など、どの売り場展開を想定しているか

ブリスターパックにも、台紙付きシュリンクにも、それぞれ向いている商品や売り場があります。

ただし、これまでブリスターパックしか選択肢に入っていなかった場合は、台紙付きシュリンクを検討することで、コスト・ロット・環境対応・売り場訴求の面で新しい選択肢が見えるかもしれません。

包装形態に迷ったら、まずはサンプルで仕上がりを確認してみませんか?

包装形態を選ぶ際は、コストやロット、見た目、保護性など、さまざまな観点で比較する必要があります。

ただ、実際の仕上がりは、商品形状や台紙の設計、フィルムの種類、収縮条件によって変わります。表で比較するだけでは判断しきれない部分もあるため、迷った場合は、実際の商品を使ってサンプルを確認するのがおすすめです。

たとえば、次のようなポイントは、実物を見た方が判断しやすくなります。

・フィルムの仕上がり
・商品の固定感
・台紙との見え方
・店頭での印象
・シワやたるみの出方
・作業性
・輸送時の状態

特に、ブリスターパックと台紙付きシュリンクを比較して検討する場合は、商品形状や台紙設計、フィルムの種類、収縮条件によって仕上がりが変わります。

最初から本生産を前提にするのではなく、まずはサンプルで「本当に置き換えられるか」「売り場で問題なく見せられるか」を確認することが重要です。

日本テクノロジーソリューションでは、商品形状や売り場での見せ方に合わせて、台紙付きシュリンクのサンプル作成・収縮テストをご相談いただけます。

「シュリンクパックで対応できるか確認したい」「ブリスターパックと比較して検討したい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。