新製品や新規事業の立ち上げ時に「どうやってその価値を伝えるか?」で悩む方は多いのではないでしょうか。
実は今、“物語の力”を活かした動画で、共感・信頼を一気に高めて認知を拡大している企業が増えています。
今回は、その好例となる事例を紹介いたします。
この動画は、かつて「製糖メーカー」として出発したフジ日本株式会社が、いかにして“フードサイエンスカンパニー”へと進化を遂げたのかを描いたドキュメンタリースタイルの映像です。
社名変更に込めた「食を科学し、世界をパワフルに」というビジョン
国内市場縮小という現実の中での、新素材「水性食物繊維イヌリン」の開発
たった3人の小さな研究チームから始まった挑戦
世界初となる“砂糖からのイリン生成”という技術革新
量産化、商品化、そして健康食品分野への展開
映像全体を通して、フジ日本という会社が市場縮小という危機から、挑戦によって新たな市場を切り開き、今後も挑戦を続けていく姿勢が伝わってきます。
それは視聴者に感情的な共感を呼び、同時に企業の信頼性や将来性を強く印象づけます。
たとえば、機能性素材の場合、
素晴らしい機能だけを謳われても、顧客からすると怪しさも覚えるのではないでしょうか。
かといって、その科学的な根拠を大衆に向けて伝えようとしても刺さりにくい。
“背景のドラマ”やそこに関わる”人の熱意”といった部分を映像が補完し、商品や技術への理解と共感を生みます。
一例として、パタゴニアは「私たちのビジネスは地球を救うために存在する」というミッションを掲げ、商機になるはずのブラックフライデーに「Don’t Buy This Jacket(このジャケットを買わないで)」という広告を出し、環境負荷を考え不要な消費を抑えるよう消費者に訴えました。
掲げていることと取り組みの一貫性が顧客の心を動かし、結果としてブランドの存在感を示しています。
機能的価値だけを訴求するのではなく、物語を顧客と共有できると、ブランディングにつながります。
フジ日本様の場合も、映像の中で製品紹介を超えて「挑戦する企業」という企業姿勢も見せることができ、会社自体の差別化にもつなげています。
今回のフジ日本株式会社の映像のように、テレビ番組さながらの演出で、企業のストーリーを語る動画は、これからのブランディングにおいて非常に有効な手段です。
ただ「うちの会社に物語なんて…」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、どんな商品にも、どんな企業にも、必ず開発の背景や創意工夫のドラマがあります。
日本テクノロジーソリューションはこの「ものづくりの挑人たち」の番組を10年以上制作してきました。
その中には、物語や他社に負けない強みはどこにあるのか、気づいていない会社様もいらっしゃいました。
日本テクノロジーソリューションは、そうした“当たり前”の中にある努力や強みを、第三者視点で深堀し映像化していきます。
営業戦略に悩む企業こそ、このようなドキュメンタリー風映像を武器にしてみてはいかがでしょうか?
商品スペックではなく「物語」を伝えることが、信頼をつくり、共感を呼び、結果として売上の拡大につながります。
「うちの場合どんな映像が作れるかな?」「ものづくりの挑人たちについて詳しく知りたい」
という方は、お気軽にご相談ください♪