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環境対応とデザイン性を両立!シュリンク包装で実現するモノマテ化

モノマテ化、という言葉を聞いたことはあるけど、詳しくは分からないという人もいるのでは?

包装業界では知っておきたいモノマテ化。企業が取り組むメリットやシュリンク包装のモノマテ化についてご紹介します。

モノマテ化とは


モノマテリアルとは「単一素材」という意味です。

例えば、ペットボトルをゴミに出すときに、
キャップは外して別々でリサイクルに出しますよね。

あれは、単一素材でないと原料に戻す際に分離工程が発生したりと、リサイクル工程が複雑になってしまうからです。

包装業界でも環境配慮型の包装として、モノマテ化がトレンドの一つにあります。



企業にとってのメリット

モノマテ化は環境に優しいということが分かりましたが、
商品をモノマテ化することは企業にとってどんなメリットがあるのでしょうか。

一つとして、2022年に施工された「プラスチック資源循環促進法」が背景にあります。
モノマテリアル化は、このような法規制への対応策にもなりうることから、企業の社会的責任(CSR)を果たすことにつながるというメリットがあります。

結果、企業としての印象が良くなったり、商品のブランドイメージが向上、コアなリピーターが増える可能性もあります。また、上場している企業は投資家からのESG評価の向上にもつながります。


実はシュリンクでモノマテ化


シュリンク包装を活用したモノマテ化事例として、クラフトビールがあります。



こちらの画像の缶ビール、一見普通の印刷缶に見えますが、、、



実はシュリンク包装なんです!
このようにミシン目が入ったフィルムなので、ぺりぺりと剥がして、アルミとフィルムに分別が簡単にできます

こちらのクラフトビールメーカーさんはもともとシールラベルでしたが、
デザイン性の向上をはかり、シュリンクフィルムにしました。



シールがべったり張り付いていると、わざわざそれを剥がして分別する人はいないですよね。

さらに、シュリンク包装にすることで

印刷缶のロットと比べ10分の一程度で製造できるので、無地のアルミ缶という共通資材を使うことで、在庫負担も低減されます。


シュリンク包装で、在庫負担の低減とデザイン性の向上と環境に配慮した包装の一石三鳥を実現されました。

この見た目もまるで印刷缶のビールは、全国の某コンビニエンスストアでも販売されています。



また、この手法は缶だけではなく、瓶にも同様に活用できます。



こちらの日本酒も実は、瓶の上から下までフルシュリンクなんです。
飲み終わったらぺりぺりとフィルムを剥がすことができるので、リターナル瓶にも活用できます。
リターナル瓶とは>>


最後に

無地缶 フィルム-1

いかがでしょうか。シュリンク包装は実はモノマテリアル化に貢献しています。

環境に優しい商品づくりをご検討の方はぜひお見知りおきください♪