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缶詰シュリンクのメリット7選

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今年8月に南海トラフ地震臨時情報が出されたのも記憶に新しいですが、災害時の備蓄食品として缶詰商品の需要が高まっているのではないでしょうか。今回は、シュリンク装置メーカーである当社のリアルな事例をもとに、シュリンクを活用した缶詰事例をご紹介します。

目次

缶詰生産でのシュリンク活用のメリット

1.手作業でのシールラベル貼りからシュリンク包装で自動化

2.複数缶まとめて包装でデザイン幅も拡大

3.印刷缶からシュリンクフィルムに変えて資材コスト削減

4.季節限定パッケージなど棚どりにも大活躍

 

|缶詰生産でのシュリンク活用のメリット

備蓄用として缶詰が一時的に注目されている一方で、缶詰業界全体としてはその生産数は減少傾向にあり、一般食料缶(飲料を除く丸缶)は16万1000t(2,211万箱)、前年比10%減となっているというデータもあります。当社に寄せられた缶詰メーカーの声では、既存事業に加えて新規事業を立ち上げ、事業拡大をされているというお話も。

既存事業に人員は割きたくない、単純作業はできるだけ効率化したいというのが正直なところ。シュリンク包装を採用することで包装工程における生産効率UP店頭での販売力UPを見込めるメリットが考えられます。

 

■手作業でのシールラベル貼りからシュリンク包装で自動化

シールラベルを一つ一つの缶に貼る作業から、複数缶重ねてシュリンクフィルムでまとめることで、作業の短縮が図れます。作業人数も缶を重ねてシュリンク装置にセットする人、シュリンク装置から出てきた商品を取り出しチェック・梱包する人の2名で十分作業が完結します。ある会社では3時間かかっていた包装工程が1時間になったという事例も。

参考画像 イオン「ライトフレークかつお油漬」左:70g 右:70g×8缶パック生産現場イメージ

参考画像 イオン「ライトフレークかつお油漬」左:70g 右:70g×8缶パック

 

■複数缶をまとめて包装でデザイン幅も拡大

1つ1つの缶にデザインするよりも、シュリンク包装で複数缶をまとめると、そのデザイン範囲は倍以上に広がります。デザイン性を高められるので店頭で目立つだけでなく、食品表示法によって記載が必要な内容も余裕をもって表示することができるようになります。

ライトツナフレーク ノンオイル かつお 70g×10缶パック ツナ缶 鰹 カツオ つな缶 缶詰 シーチキン 保存食

参考画像 ドン・キホーテ「ライトツナフレークノンオイル かつお10缶パック」

 

■印刷缶からシュリンクフィルムに変えて資材コスト削減

印刷缶だと最小ロットが10万缶からが一般的です。売れないと缶の在庫が余ってコストが無駄になったり、スペースも圧迫して大変というお声もよく聞きます。

10万缶イラスト

そこで、無地の缶にデザイン入りのシュリンクフィルムでパッケージするという方法をとられている会社もあります。

無地缶にシュリンクフィルムで見た目は印刷缶イラスト

無地の缶だから、中身を変えてシュリンクフィルムだけ変えればパッケージも変えられるので、多種類の商品が作れます。これまで大変だった空き缶の在庫管理が楽になり、無駄になった印刷缶の分のコストも削減できます。多品種少量生産の缶詰メーカーにはぴったりな方法です。

ちなみに、シュリンクフィルムの印刷方法には主に2種類あり、グラビア印刷という最初に版を作成する大量印刷が得意な印刷方法と、デジタル印刷という版が不要な少量多品種向きの印刷方法があります。

デジタル印刷なら多品種生産も簡単イラスト

 

■季節限定パッケージで棚どりに大活躍

資材コスト削減に加えて、シュリンク包装を活用すると印刷缶より小ロットでパッケージを変えることができます。同じ商品でもシュリンクフィルムを変えるだけで、店頭に置いた時の魅せ方は大きく変えられます。

たとえば、ここ最近スーパーの特設コーナーもよく見かけるハロウィン仕様のパッケージ、これからの時期はクリスマス、正月、バレンタイン…など。季節限定のパッケージにすることで、スーパーなどの季節コーナーにも置いてもらいやすくなります。

当社のシュリンク装置を導入したチョコレート菓子製造メーカーはこの戦略をうまく活用され、スーパーやコンビニの入り口すぐ、季節のお菓子コーナーの商品の棚どりに成功、1年を通してパッケージの違った商品が陳列されています。

季節限定パッケージAIイラスト

イメージ画像:AI作成

 

|シュリンクならではの一工夫で商品に付加価値を

■高級感のあるパッケージに

シュリンクフィルムの質感を使えば高級感を出すこともできます。例えば金色のフィルムや鮮やかなグラデーションで高級感や芳醇な雰囲気が表現できたり、マット調のフィルムで見た目や手に取った時の感触でほかの商品と差別化にもなります。実際のサンプル写真高級感フィルム

他にも、和風の模様や色使いを取り入れることで、日本ならではの風味や歴史を感じさせることができます。

保護フィルムにデンプン添加 栃木のサンプラスチック - 日本経済新聞

引用:日本経済新聞「保護フィルムにデンプン添加 栃木のサンプラスチック」

保護フィルム製造のサンプラスチック株式会社と素材開発・製造の株式会社コバヤシが共同で開発した「和shu」というシュリンクフィルムはデンプンを10%含む和紙のような質感を出せます。

 

■環境に配慮したエコフレンドリーな商品に

環境保護が重要視されて、食品にもエコフレンドリーなパッケージが求められています。再生紙や植物由来のインクを使用することで、環境負荷を減らすことができます。

シュリンクフィルムにもバイオマスマークというのがあります。シュリンクフィルムの原料にバイオマス資源を使用しているものや、印刷する際にバイオマスインキを使用しているものがあります。このマークをフィルムに印刷することができるので、環境に配慮した商品づくりをしていることを消費者にアピールすることができます。

バイオマースマーク説明

■シュリンクフィルムを活用してパッケージに仕掛けを

スマートフォンでQRコードを読み取ることで、レシピ動画や生産者のインタビューなど、追加情報にアクセスできます。シュリンクフィルムで表示面積を大きくすることでQRコードも目立つところに印刷できるようになります。

QRコードでメニューに飛ぶイメージ画像

 

そのほか缶詰以外でも、シュリンク包装を使ったお役立ち事例をまとめていますのでこちらもぜひご覧ください。

食品のシュリンクサンプル画像

 

|無料サンプル作成

シュリンク装置「TONRANDO🄬」のメーカーである当社では、シュリンク包装サンプルの作成を無料で行っております。既存のフィルムがない場合も、既存デザインのイメージからシュリンクフィルムを当社内で作成しサンプルを作成することが可能です。これからシュリンクを始める方、仕上がりを見てみたいという方はまずはお試しください。

 

 

 

無料サンプル作成