ニッチな分野である「シュリンク包装」。 シュリンク包装機メーカーである当社にも、どの機械を選べばよいのかわからないというお話もよくうかがいます。...
【事例紹介】生産量の急増、人手不足にまったなし。食品メーカーの省人化成功事例!
※イメージ画像、記事とは関係ありません
近頃は、SNSでとある商品が大バズり!需要が一気に増加!という話をよく聞きます。
弊社の機械を導入されている食品メーカーのご担当者様から、
「生産量の急増に対応しきれない…」 「かといって人を増やすわけにもいかない…」
というような課題をうかがいます。
今回は、生産量の急増と人手不足の問題に対処された、食品メーカーの事例をご紹介します。
|食品メーカーA社の事例
■課題:急激な生産量増加と人手不足の背景
弊社にお問い合わせいただいたA社は、だしやふりかけなどの商品をOEMで製造している地方の食品メーカー。
ブランドオーナーは某ディスカウントストアで、CMやSNSでA社が製造するPB商品がバズり需要拡大!
商品はボトルタイプのふりかけで、自社で充填した容器に、商品の顔となるラベルシールを貼り、透明のフィルムを手でかぶせ、シュリンク装置でフィルムを収縮するという生産工程でした。
生産量増加で現状の人手では生産は間に合わない。
かといって、人を増やすにも地方の工場で人を集めるのは簡単ではない。
最低賃金が年々上がっているのも事実…
■解決策:シールを廃止、フィルム掛けの工程を自動化&省人化
まずは、ラベルシール+開封防止の透明フィルムという包装スタイルを変えました。
デザインが印刷されたシュリンクフィルムを用いて、製品ラベルと開封防止の役割を一体化。
さらに、シュリンクフィルム挿入装置「SPIRAL」を導入し、
時間がかかっていたフィルムをかぶせる作業を、完全に自動化し、包装工程の省人化を実現しました。
増産が必要になっても、人手不足で困る心配がなくなりました。
|業務改善のポイント
A社は結果として人、もの(資材)、時間の無駄をなくすことができました。
無駄削減ポイント | 改善前 | 改善後 |
資材 | ラベルシール、開封防止フィルム | デザインフィルム |
人 | シールを貼る人、フィルムをかぶせる人、包装後検査する人 | 包装後検査する人 |
時間 | シール貼り、フィルムかぶせ、シュリンク、検査 | 包装工程は機械化で時短、検査だけ |
そのほかにも下記のメリットが。
- 人件費削減:増産に伴い作業者を増やす必要なし。人的コストを抑制。もっと人手を割きたいところに配置できる。
- 品質の安定:包装工程を機械化することで仕上がりが均一になり、不良品が減少、NGコストも削減
- 作業環境改善:シール貼り、フィルムかぶせなど単純作業の負担軽減で労働環境を向上
- 生産効率アップ:シュリンクフィルム挿入装置「SPIRAL」は最大で200bpm(=1分で200本)
※生産スピードについてはボトルのサイズ・形状などによって変わります。
|シュリンクフィルム挿入装置「SPIRAL」とは
今までシュリンクフィルムは手でかぶせるのが当たり前。
と思っている方も多いのでは?
SPIRALはフィルムをかぶせる工程を完全に自動化できる装置です。
■SPIRALの特徴
①フィルム掛けのタイミングは自動計算
流れてくるボトルをセンサーが検知してピッチが変わっても自動でフィルム掛け。面倒なセンサー位置の調整も不要。
②フィルムの交換が楽にできる
フィルムの交換は前面から。フィルム供給部分の構造もシンプルで、従来のフィルム装着機と比べコンパクトだから女性一人でも安心。
③多品種でも簡単段取り替え
カッターはユニット式を採用。ユニットごと交換するので、型替えも簡単で安全。ボトルサイズに応じた多品種に対応できます。
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|シュリンク装置TORNADOⓇとの連携が良い!
シュリンクフィルム挿入装置SPIRALは熱旋風式シュリンク装置TORNADOⓇとセットで導入していただくことが多いです。
TORNADOⓇは、先述したデザイン入りのフィルムや異形容器など、仕上がりが難しいとされる製品でも、
きれいに美しくシュリンクできる、という強みがあります。
「うちの商品はデザインが歪みやすいんだよね。」
「OEMで作っているからブランドオーナーが仕上がりに厳しくて、、、」
というような方に、熱旋風式シュリンク装置TORNADOⓇと一緒に、
この人手不足時代に省人化のためにSPIRALも併せて導入、というのが好まれます。
SPIRAL、TORNADOⓇについてご興味のある方はお気軽にお問い合わせください!