モノマテ化、という言葉を聞いたことはあるけど、詳しくは分からないという人もいるのでは? 包装業界では知っておきたいモノマテ化。企業が取り組むメリットやシュリンク包装のモノマテ化についてご紹介します。
シュリンク包装、意外な活用事例3選~ガスボンベ・シャーペン・応援バッド~
想像以上に“使える”シュリンク包装
シュリンク包装とは、熱でフィルムを縮めて商品にぴったりフィットさせる包装のこと。
保護・デザイン性・バージン性を高めることができます。
身近な例でいえば、ペットボトルや調味料の容器、化粧品の外装などのボトルパッケージのイメージや、
箱形状のものを透明フィルムで全体を包み保護する、というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
今回は「こんなものにも?」と、社内でも驚きの声続出だった“意外なシュリンク活用事例”をご紹介します。
【事例①】野球観戦の応援バッド
スポンジ素材×曲面でも、しっかりデザイン表現
野球観戦でおなじみの、たたいて応援する応援バッド(応援メガホン、応援スティック、ガシャガシャ)。
よくあるのは、プラスチックやバルーンでできたものですが、当社にお問合せいただいたのはスポンジ製の棒。
ところがこの素材、印刷は難しく、シールも貼れない…。
そこで選ばれたのがシュリンクフィルム。
あらかじめデザインを印刷したフィルムで包むことで、曲面にもピッタリフィット。
他の方法では実現できなかった“デザイン性”まで実現できた事例です。
【事例②】映画の小道具になった“ただのシャーペン”
ブランドロゴを隠して、世界観に溶け込む演出
映画の撮影現場で使われる文具小道具。数十本単位で用意する必要があるものの、
既製品にはメーカーのロゴや商品名が大きく印字されているケースも多く、そのままでは使用できません。
しかし、専用品を一から作るにはコストも納期も見合わない。
そこで採用されたのが、「既製品を包んで別物に見せる」シュリンクフィルムです。
ブランド表示を隠しながら、映画の世界観に合わせたデザインに。
演出に必要な見た目を、コストを抑えて実現できた一例です。
【事例③】ガスボンベの再使用工程を、もっとスムーズに
ラベルシールを剥がす手間が削減され、作業効率が劇的改善
産業用のガスボンベ。中身を補充して繰り返し使うたびに、製品番号などのラベルを貼り替える必要があります。
しかし、シールは剥がれないように頑丈に貼ってあるため、剥がすのに手間がかかる、ラベル跡の除去にも時間がかかっていました。
そこで、ミシン目入りのシュリンクフィルムに切り替え。
使用後は“ピリピリッ”と簡単に剥がせるようになり、ラベル貼替作業が一気に時短・効率化。
清潔感も保てるうえ、作業現場からは「もっと早く切り替えておけばよかった」と嬉しい声も。
▼イメージ画像
最後に
シュリンク包装、もっと活かせる場面があります。
今回のように、「形状が特殊」「印刷できない」「既製品をアレンジしたい」「剥がしやすくしたい」など、
シュリンク包装は様々な課題解決に役立ちます。
「うちの商品にも使えそうかも?」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください♪
用途に応じた仕様・形状のご提案も可能です。